
事故・手術後の背中/腰の不調が「なかなか良くならない」方へ
「手術やリハビリは終わったのに痛みやしびれが残る」「動ける範囲が狭い」— そんなお悩みに、当院での評価と対応方針をわかりやすくまとめました。
※当院は完全予約制/日曜・祝日休みです。
なぜ良くならないの?(原因の整理)
事故やスポーツ外傷、年齢変化による障害、椎間板ヘルニアや狭窄症などで手術を受けた後、入院やリハビリを経ても痛み・しびれ・動かしづらさが残るケースがあります。よくある背景は次の3つです。
1. カラダ側の要因
- 動かさない期間が長くて硬くなる(癒着):手術前後に動けなかった部位は、筋肉や関節まわりがくっついたように硬くなり、動きが悪くなります。
- 使わないことで筋肉がやせる(廃用性萎縮):骨折や術後安静で筋力が落ち、支える力が足りずに痛みが続くことがあります。
2. 生活環境・経過の要因
- リハビリの中断:良くなったと思って通わなくなり、再発後に「再開の機会を逃す」ケース。
- 受診の遅れ:事故直後は痛みが少なくても、しばらくしてから症状が出ることがあります。
3. 手術や体内の器具に伴う要因
- 体内の金属(ボルト)や人工関節・人工骨の影響で、可動域が狭くなったり、周囲の筋がうまく働きにくくなることがある。
- まれに手術自体の問題が残ることもあります(担当医に相談が必要)。
ポイント: まずは「どこが原因で動きが止まっているか」「どの筋が弱っているか」を丁寧に仕分けすることが、回復の近道です。
当院の見立てとアプローチ
1. カラダ側の要因が強いケース
(関節が硬い/筋力が落ちている) 関節のかたさ・筋の弱さ・動きのクセを評価し、関節のやわらかさを取り戻す調整と、弱った部位を安全に鍛える運動療法を組み合わせます。
2. 生活環境・経過が影響するケース
(リハビリ中断/受診の遅れ) これまでに行ってきたリハビリ内容と現在の症状を詳しく伺い、続けやすい個別メニューを再設計します。必要があれば、先に整形外科の再受診をご提案します。
3. 体内の器具があるケース
体内の器具や人工関節がある場合でも、周囲の機能低下を予防し、負担がかかりやすい部位を先回りでケアすることで、新たな不調の予防につなげます(医師の指示範囲内で対応)。
大切なご案内: 手術部位や固定金具の有無によって対応が異なります。まずは医師の指示(可動域や負荷の制限)を最優先し、その範囲内で施術・運動の内容を調整します。
まず医療機関の受診が必要なサイン
- 安静時や夜間でも強い痛みが続く/急に悪化した
- しびれ・筋力低下が進む、排尿・排便の異常が出た
- 発熱・外傷直後での痛みや、創部の異常
これらは自己判断を避け、まず医療機関での評価をご検討ください。
この症状で用いるテクニック
- 骨・関節の動き:AKA(関節運動学的アプローチ)、関節マニュピレーション、ガンステッドテクニック
- 筋肉のケア:トリガーポイント、ニモ・レセプター、筋マニュピレーション、MET(マッスル・エナジー・テクニック)
よくある質問(FAQ)
手術後でも施術は受けられますか?
可能な場合があります。まずは手術内容・主治医の指示(禁止動作・可動域制限)を確認し、その範囲内で安全に対応します。
ボルトや人工関節が入っています。大丈夫?
体内の器具に直接負荷をかけない範囲で、周辺組織の動きや筋力を回復させる方針です。不安があれば事前にご相談ください。
リハビリを途中でやめてしまいました…
現在の状態を評価し、続けやすいメニューに組み直します。必要があれば整形外科の再受診も併行してご提案します。
まずは相談
まずは相談だけでもOK。 状態を把握してから、最適な進め方をご提案します。
ご予約前のご相談歓迎。最短で当日中のご案内も可能です。(空き状況による)








