ギックリ腰の原因

多くは筋・筋膜の挫傷（ストレイン）や椎間関節／仙腸関節の機能不全が関与。前かがみ作業、急な立ち上がり、重い物の持ち上げで急に痛みが走り、動作で悪化します。

症状のタイプ

1. 筋・筋膜主体

• 動かすと鋭痛（前屈・起き上がり）。

2. 椎間関節の関与

• 反る／ひねると痛い、一定角度でロック感。

3. 仙腸関節・殿筋の関与

• 片側の腰〜お尻周囲が強い、立ち上がり始動で増悪。

当院の見立てとアプローチ

① 急性期（〜48〜72時間）

炎症コントロール優先。 アイシング（10〜15分）を皮膚が常温に戻ってから反復。無理な前屈・強い反り・捻りは回避。状態によりポジショニングや簡易テーピングで負担分散。

② 亜急性期

痛みのピークが落ち着いたら、可動域の回復と筋緊張の調整。必要に応じて関節モビリゼーション・筋膜アプローチ・ガンステッド等の矯正で動作を再学習。

③ 回復期

股関節主導（ヒンジ）や腹圧（ブレーシング）の使い方、生活動作のクセ修正、軽負荷エクササイズで再発予防へ。

まずは3分セルフチェック

• 朝や動き出しが特につらい／くしゃみで響く
• 前屈・起き上がり・寝返りで痛みが増す
• 片側の腰〜お尻に強い痛みが出やすい

自宅ケア（冷やす/温める目安）

急性直後（〜48〜72時間）

• 冷やす（アイシング）10〜15分、皮膚常温に戻ったら再度。過度な冷却は避ける。
• 強い前屈・反り・捻りは控える。

痛みが落ち着いてきたら

• 温める（入浴/ホットパック）で血流・滑走性を促し、痛みが増えない範囲で軽い体操へ。

再発を防ぐ日常姿勢

• 物を拾う/持つ：腰で曲げず股関節ヒンジ＋荷物は体に近く。
• 立ち上がり：片脚前出しで重心移動、反りすぎない。
• 座位：膝・股関節≒90°、30〜45分ごとに小休止。

回復期の簡単エクササイズ（各30秒×3）

• 骨盤時計：仰向けで骨盤をゆっくり回す（時計回り→反時計回り）。
• 両膝倒し：痛くない範囲で左右へ。
• ブレーシング呼吸：お腹周囲に軽く圧を保ち静かな呼吸。

症状別ミニガイド（傾向と対策）

初回の流れ・所要時間・持ち物

1. カウンセリング：経緯/動作/既往
2. 評価：姿勢・可動・筋緊張・神経学的サイン
3. ご説明：原因仮説/方針/回復の見通し
4. 施術：状態に合わせて安全に実施

所要目安：60〜80分程度　持ち物：動きやすい服装

滋賀LSCのテクニック

• 骨の歪み： ガンステッド／関節マニュピレーション／ブロッキング
• 自律神経系： SOT（仙骨・後頭骨）
• 筋・軟部組織： ニモ／筋マニュピレーション／MET／トリガーポイント／テーピング／キネシオ／アイシング

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よくある質問

温めても良いですか？

強い痛みの直後は冷やすが基本。痛みのピークが落ち着いたら、様子を見ながら温め→軽い体操へ移行。

どれくらいで良くなりますか？

挫傷の程度と生活負担で個人差があります。初回評価で回復の見通しと通院間隔をご提案します。

ボキッが怖いです。

無理のない方法（ソフトな矯正・筋肉アプローチ・ブロッキング等）を選択できます。ご希望をお伝えください。

まずは相談

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