
アゴに違和感(顎関節症)でお悩みの方へ
「大きく開けにくい」「カクッと音が鳴る」「外れそう」「朝にアゴが重い」――これらは顎関節(TMJ)や咀嚼筋・首のバランスの乱れが関与しているケースが多い症状です。当院はからだ(構造×神経)+生活(姿勢×習慣)を同時に整え、再発しにくい噛み合わせ環境づくりを目指します。
患者さまの声(例)
滋賀LSCに寄せられた患者さまの声一覧
※当院は完全予約制/日曜・祝日休みです。
顎関節症の基礎と原因
「口が開きづらい」「音が鳴る(クリック・ゴリッ)」「噛むと痛い」などの背景には、顎関節(下顎頭・関節円板)と咀嚼筋、頚椎・頭蓋の連動不全、さらに歯ぎしり・食いしばり・姿勢・癖など生活要因が関わります。原因を特定し、体側と生活側の両面を整えることが改善と再発予防の近道です。起こりやすいタイプ
1.カラダの問題
- 顎関節の配列不良や咀嚼筋の過緊張(咬筋・側頭筋・翼突筋など)
- 頚椎・頭蓋のゆがみが顎運動の軌道に影響
2.生活環境が原因
- 仕事やスポーツでの食いしばり、ストレスによる無意識の緊張、寝中の歯ぎしり
- 片噛み・頬杖・うつ伏せ・画面の見下ろし姿勢などの偏った癖
3.その他のタイプ
- 外傷・事故後、抜歯や歯科処置後の不適合、装置の違和感など

当院の見立てとアプローチ
1.カラダ要因に対するケア
>配列を整える(顎関節・頚椎・頭蓋):可動評価に基づき、関節円板に無理のない開閉軌道を目指します。>筋緊張の正常化:咬筋・側頭筋・胸鎖乳突筋などの過緊張を緩和し、左右差を整えます。
2.生活環境の最適化
>姿勢・癖の改善:頬杖・片噛み・うつ伏せ就寝・長時間の見下ろし姿勢など、顎に負担となる習慣を個別に是正します。3.再発予防トレーニング
>顎リラクゼーション:舌先を上顎(スポット)に当て、上下歯列は触れさせない「安静位」を身につけます。必要に応じて首~肩の協調トレーニングも実施。セルフチェック/受診の目安
- 口がほとんど開かない(急な開口障害)、顎が外れて戻らない、外傷後の強い痛みや腫れ(→歯科・口腔外科へ)
- 長引く歯の強い痛み・発熱・顔面のしびれ(→医療機関へ)
- 朝の顎のこわばり・クリック音・首肩の強いこり(体側要因の可能性)
医療との連携を推奨:歯科治療・マウスピースを併用中でもご相談ください。体の負担軽減と再発予防をサポートします。
今すぐできるセルフケア
- 顎の安静位:舌先を上顎に、上下の歯は離す、唇は軽く閉じる
- 温めてゆるめる:咬筋まわりをホットタオルで5〜10分
- 食事:一時的に柔らかめ/大開口を避ける(ハンバーガー等の大口は控える)
生活・仕事環境の工夫
- モニタは目線の高さ、スマホは顔の前へ(見下ろし×)
- 睡眠時は横向きで下顎を強く押しつぶさない枕高・向きを調整
- 頬杖・片噛み・歯の接触癖(TCH)に気づいたら離す
やさしい顎トレーニング(各10回/痛みゼロ~軽度範囲)
- コントロール開閉:舌先を上顎につけたまま、ゆっくり小さく開閉
- 鏡で正中誘導:開閉で下顎が左右に流れないよう、人差し指で軽く誘導
- 頚部の軌道リセット:あごを引く→背すじを伸ばす→ゆっくり首を回す(可動域内)
場面別ミニガイド
デスクワーク
- 45–60分ごとに姿勢リセット
- ノートPCは台で目線UP
食事
- 左右バランスよく噛む
- 大口・硬い食品は回避
スポーツ
- 食いしばり意識→息を吐く
- マウスピースは専門家の指導で
初回の流れ
- 問診:症状(痛み/音/引っかかり)・時間帯・誘因・歯ぎしり状況
- 評価:開口量・偏位・クリック、有痛点、頚椎/姿勢、噛み癖・生活習慣
- 説明:原因仮説とケア計画、セルフケア/注意点
- 施術:安全で段階的なアプローチ+再発予防プラン
この症状で用いるテクニック
- 骨・関節: ガンステッド/ターグルリコイル/ディバーシファイド/関節マニュピレーション
- 自律神経系: 頭蓋骨矯正
- 筋・軟部組織: ニモ・テクニック/筋マニュピレーション
よくある質問
歯科や口腔外科での治療と併用できますか?
はい、併用可能です。体側(姿勢・筋緊張・頚椎配列)を整えることで、歯科での処置やマウスピースの効果が出やすくなる方が多いです。
顎の「カクッ」という音はなくなりますか?
原因(配列・筋緊張・習慣)により異なります。痛みの軽減と機能改善を優先し、音は徐々に小さくなる/頻度が下がるケースが多いです。
マウスピースを使っても良くなりません。
寝中の歯ぎしり対策として有効ですが、日中の歯の接触癖・姿勢・ストレスなどを同時に整えないと再発しやすいです。体側と生活側を一緒に見直します。
まずは相談
相談だけでもOK。 現在の症状タイプ・誘因・生活習慣を整理し、最適な進め方と自宅ケアをお伝えします。
ご予約前のご相談歓迎。








