
外反母趾(親指の付け根の変形)
親指が外側へ曲がり、靴に当たって痛む・赤く腫れる・歩きにくい…といった症状が出ます。遺伝傾向やアーチ低下、合わない靴、立ち方・歩き方のクセが重なると進みやすく、まずは原因を見つけて「負担を減らす」ことが大切です。
- 外反母趾とは・原因
- なりやすいタイプ
- LSCのアプローチ
- セルフチェック
- おうちケア
- 日常のコツ
- かんたんエクササイズ
- ミニガイド
- 初めての方へ
- 使用テクニック
- よくある質問
- 関連リンク
- ご相談・ご予約
外反母趾とは・原因
親指の付け根(第1中足骨頭)周囲に偏った荷重と足部アーチ低下が重なると、親指が外側へ傾きやすくなります。遺伝傾向、合わない靴、長時間の立ち作業、歩き方のクセ、過去のケガなども影響します。
- 遺伝傾向(家族に多い)
- アーチ低下・扁平傾向/横アーチの崩れ
- 合わない靴(先細・サイズ不適合・ヒール高)
- 歩行・立位のクセ(親指側に体重集中)
- 長時間の連続荷重・同じ姿勢
- リウマチ等の関節疾患/過去の外傷
なりやすいタイプ
1. カラダの要因
- 足部の筋力低下(母趾外転筋など)
- アーチ機能低下で横幅が広がる
- 関節の可動制限/不安定
2. 生活・環境の要因
- 先細・硬すぎ・大きすぎ/小さすぎの合わない靴
- 親指側に体重が乗る立ち方・歩き方
- 長時間の立ち仕事・同一姿勢
3. その他
- 遺伝/加齢変化
- リウマチなどの関節病変・外傷後
LSCのアプローチ(原因に合わせて整える)
①関節・骨配列 ②足部筋 ③歩き方 ④靴・インソールの4軸で「当たらない・崩れない足」を目指します。
関節・骨配列の調整
関節マニュピレーション/四肢テクニックで第1中足骨周囲や足根骨の動きを整え、荷重ラインを修正します。
筋・軟部組織ケア
ニモ/トリガーポイント/筋マニュピレーションで母趾周辺のこわばりを緩め、必要に応じてテーピングでサポート。
歩き方・立ち方のチューニング
足部三点支持(かかと・母指球・小指球)を保ち、親指側に寄りすぎない体重移動を練習。つま先の向き・歩幅も微調整します。
靴・インソールの最適化
サイズ・足囲・つま先形状を合わせ、必要に応じてオリジナルインソールをご提案します。
セルフチェック
- 親指付け根が赤く腫れる/当たって痛い
- 親指が人差し指側へ傾く(重なってくる)
- 足幅が広がり靴が合いにくい
- タコ・マメができやすい
おうちケア
- 先細を避け足囲が合う靴を選ぶ(かかとは安定)
- 長時間立位は小休止を入れる
- 痛い日は無理をしない(摩擦・圧迫を減らす)
日常のコツ
- 立位は足部三点支持+膝は正面へ
- 歩行はかかと→足裏全体→指先の順で静かに
- 重い荷物は左右交互に持ち替える
かんたんエクササイズ(痛くない範囲で)
- トー・スプレッド:指を大きく開閉(10回)
- ショートフット:土踏まずを軽く寄せる(5秒×10)
- 母趾外転トレ:輪ゴムで親指を外へそっと開く(10回)
- タオルギャザー:足指でタオルを手前へ(10回)
ミニガイド
今日からできること
- 合う靴に見直す
- 指を開く体操
- 立ち方の三点支持を意識。
やめておきたいこと
- 先細ハイヒールの長時間使用
- 親指側に体重を寄せる立ち方。
受診の目安
- 強い痛み・炎症
- 靴が履けない
- 夜間痛・しびれが出る。
初めての方へ(ながれ)
- ① ヒアリング
- ② 立位・歩行・足部検査
- ③ 方針説明
- ④ 施術
- ⑤ 靴・おうちケア・エクササイズのご案内
この症状で使用するカイロプラクティックのテクニック
- 骨のゆがみ:関節マニュピレーション/四肢テクニック
- 筋・軟部組織:ニモ・テクニック/トリガーポイント/筋マニュピレーション/キネシオテーピング/テーピング/アイシング
よくある質問
靴を変えるだけで治りますか?
靴の見直しは重要ですが、それだけでは不十分なことが多いです。関節・筋・歩き方も合わせて整えると再発しにくくなります。
手術は必要ですか?
重症例では選択肢になる場合もありますが、多くは保存的ケアで痛み軽減と機能改善を目指せます。状態を拝見して必要時は医療機関をご案内します。
インソールは全員に必要?
必要な方にのみご提案します。サイズ・足囲・形が合う靴が基本で、補助としてオリジナルインソールを使うと効果的なケースがあります。
関連リンク
インソール・靴のご相談/ひざ・あしの患者さまの声/すべての声
ご相談・ご予約
まずは相談。今の状態を一緒に確認しましょう
「どこに原因があるのか」をていねいに見つけ、ムリのない計画でサポートします。








