胃腸が痛くなる原因とは?
胃腸の痛み=内科疾患だけではありません。食事・ストレス・薬剤・感染・冷えに加え、姿勢や呼吸・自律神経の乱れが重なって起こることも。病院で「異常なし/原因不明」と言われても、背骨・肋骨・横隔膜の動きを整えることで、自律神経の流れがスムーズになり、症状が軽くなる方もいます。※内科的な赤旗サインは下記を参照。
症状のタイプ(胃/腸)
1. 胃の痛みの主な原因
- 神経の問題(自律神経の乱れなど)
- 背骨・肋骨のゆがみや横隔膜の過緊張
- ストレス(交感神経優位)
- 病理的要因(潰瘍・腫瘍・ピロリ菌 等)
- 食習慣(脂っこい物・冷たい物・アルコール)
- 薬剤の副作用
2. 腸の痛みの主な原因
- 神経の問題(自律神経の乱れ)
- 脊椎の機能不全
- 病理的要因(腫瘍 等)
- 腸そのものの炎症(憩室炎 等)
- ストレス・食生活
- 薬剤の副作用
医療受診の目安:黒色便・鮮血/吐血・コーヒー残渣様嘔吐/激しい急性腹痛/高熱・脱水/体重減少/持続する強い痛みや夜間痛/胸痛を伴う場合は、自己判断せず医療機関へ。
当院の見立てとアプローチ
自律神経 × 姿勢・呼吸 × 胸郭の可動を総合的に評価。胸椎・肋骨・横隔膜・頸椎の機能を整え、交感/副交感のバランスを取り戻すサポートを行います。ストレスや食事の影響が強い方には、日中の呼吸リズム・食事タイミング・カフェイン/アルコールの調整もアドバイスします。
まずは3分セルフチェック
- 食後や空腹時に痛みが規則的に出る
- ストレスや寝不足で悪化しやすい
- 背中を丸め/伸ばすで痛みが変わる
- 胸やけ・げっぷ・お腹の張りなどが続く
自宅ケア(食事・休息のコツ)
急性期の目安
- 刺激の少ない食事(白粥・うどん等)を少量頻回に。
- アルコール・辛味・脂質・冷たい飲食は控える。
- 就寝2〜3時間前の飲食は避ける。
落ち着いてきたら
- ぬるめの入浴や軽い散歩で自律神経を整える。
- 左向き側臥位は胃食道逆流の軽減に役立つことがあります。
注意:痛みが増す・新しい赤旗サインが出る場合は中止し、医療機関へ。
再発を防ぐ日常姿勢・呼吸
- 食後すぐの前屈み・腹圧過多を避ける。
- 横隔膜呼吸:お腹を大きく突き出さず、肋骨の横広がりを意識。
- デスクでは背もたれを活用し、胸郭を持ち上げすぎない。
回復期の簡単エクササイズ(各30秒×3)
- 横隔膜呼吸ドリル:鼻吸気で肋骨を横に、口呼気で長く。
- 胸椎の小可動:椅子にもたれて軽く伸展(反らせすぎない)。
- 肩甲帯の力み抜き:すくめない→下げすぎない中間で滑らせる。
OKの目安:実施後に痛みや胃もたれが増えない。悪化する場合は中止。
症状別ミニガイド(傾向と対策)
ストレスで悪化タイプ
- 目安:交感神経優位
- 今は:就寝前の長い呼気練習
- おすすめ:日中の小休止×2〜3回
食べ過ぎ/冷えタイプ
- 目安:胃腸の負担・血流低下
- 今は:温かい飲み物・少量頻回
- おすすめ:入浴後の軽いストレッチ
便通が不安定タイプ
- 目安:自律神経+腸の運動リズム
- 今は:リズムの一定化(起床時の水分)
- おすすめ:短時間の散歩を毎日
初回の流れ・所要時間・持ち物
- カウンセリング:症状の経緯/食事・睡眠/既往歴・服薬
- 評価:胸郭・胸椎・頸椎・横隔膜の可動/姿勢・呼吸様式
- ご説明:原因仮説/適応可否/セルフケア方針
- 施術:状態に合わせ安全に実施
所要目安:60〜80分 持ち物:動きやすい服装(腹部を強く締め付けない)。
この症状で使用するカイロプラクティックのテクニック
- 骨・関節: ガンステッド/ディバーシファイド/関節マニュピレーション
- 自律神経: SOT(仙骨・後頭骨)
- 筋・軟部組織: ニモ/トリガーポイント
よくある質問
内科とカイロ、どちらへ行けばいい?
黒色便・吐血・激しい急性腹痛・高熱・体重減少などの赤旗サインは内科へ。そうでなければ、内科と並行して姿勢・呼吸・自律神経のケアを組み合わせるのも一案です。
食後に痛い時の楽な姿勢は?
背中をやや伸ばし、肋骨の横方向の呼吸をゆっくり。就寝は左向き側臥位が楽なことがあります。
市販薬や処方薬と併用できますか?
基本的に施術は薬理作用に干渉しませんが、医師の指示を優先してください。服薬状況は初回にお知らせください。
まずは相談
まずは相談だけでもOK。 状態を把握してから、最適な進め方をご提案します。
ご予約前のご相談歓迎。最短で当日中のご案内も可能です。(空き状況による)










