テニスによる体の痛みをカイロプラクティックで改善
1. なぜテニスでケガをするの?
テニスは、趣味や部活動、健康維持など、幅広い年齢層の方が楽しんでいるスポーツです。
しかし、多くのテニスプレイヤーが運動後の十分なアフターケアを怠っています。
そのため、疲労が蓄積し、体に違和感や痛みが生じやすくなります。
この違和感や痛みを抱えたままテニスを続けると、パフォーマンスの低下を招くだけでなく、さらなるケガの原因にもなりかねません。
ここでは、当院でこれまで診てきたテニスプレイヤーに多く見られるスポーツ障害について、その問題点や原因を体の各部位ごとに詳しく解説します。
なかなか改善せずお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
2. テニスが引き起こす体の各部位の問題
テニスは全身を使うスポーツであり、特定の部位に負担が集中しやすいため、様々なスポーツ障害を引き起こす可能性があります。
肩周りの問題
テニス経験者にとって、肩の痛みは非常によくある悩みです。
特に、頭上でボールを打つ動作(サーブやスマッシュなど)は、肩関節の複雑な動きを連続して行うため、肩のあらゆる部分に大きな負担がかかります。
このため、使いすぎによる関節や筋肉の損傷、炎症といった問題が肩のどの部位にも起こりえます。
これらのケガは、プレーを続ける上で大きな支障となるだけでなく、日常生活にも影響を及ぼすことがあります。
もし現在、肩に痛みを感じているのであれば、無理をせず適切な休息を取り、早期にケアとリハビリテーションを行うことで、再びコートで快適にプレーできるようになるでしょう。
肘周りの問題
フォアハンドでボールを捉える瞬間、バックハンドでラケットを振り抜く時、サーブで腕を振り上げる時など、テニスのあらゆる瞬間に、肘の外側や内側にズキッとした痛みが走ることはありませんか?
もしそうであれば、それは単なる使いすぎによる問題だけではないかもしれません。
テニスの動きによって引き起こされる肘の故障、特に「テニス肘」と呼ばれる状態について、その原因や対策を探ってみましょう。
背中周りの問題
テニスでボールを打つ際、背中が非常に重要な役割を担っていることをご存知でしょうか?
高いボールを打ち返す際の体の反り、低いボールに追いついて体勢を傾ける動き、そして力強いボールを放つ時の体の捻り。
振り返ってみると、テニスというスポーツは、あらゆる瞬間に背中を酷使していると言っても過言ではありません。
また、テニスをプレーする時に常に完璧な体勢でボールを捉えられるわけではありません。
体勢が崩れた状態で無理にボールを打とうとすると、背中には想像以上の負担がかかります。蓄積された疲労は、いつしか大きなケガへと繋がってしまうのです。
だからこそ、テニスを長く楽しむためには、背中のケアと正しい使い方を知ることが不可欠です。
腰周りの問題
「あの時、無理しなければ…」「またいつ痛くなるんだろう…」
腰の痛みは本当に辛いものですよね。
ボールを打つたびにズキッと走る痛み、練習後の重だるさ、思うように動けないもどかしさ…。もしかしたら、大好きなテニスを諦めかけていませんか?
テニスにおける腰は、サーブ、ストローク、ボレーなど、あらゆる動きの中心となる非常に重要な部位です。
ボールを打つ際の複雑な動き、繰り返される基本練習による筋肉の疲労、そして左右非対称な動作による背骨の歪みなど、腰には常に大きな負担がかかっています。
特に腰は背中と比べて可動域が広いため、ヘルニア、疲労骨折、分離症といった深刻な問題が起こりやすいというリスクも抱えています。
しかし、適切なケアとトレーニングを行うことで、腰の痛みを克服し、再びコートで輝くことは十分に可能です。
それどころか、痛みを経験したからこそ、より効率的で負担の少ないフォームを身につけ、パフォーマンスを向上させるチャンスに変えることだってできます。
足周りの問題
テニスは全身を使うスポーツです。
足は爆発的なダッシュ、繊細なフットワーク、そしてサーブやスマッシュ時の踏ん張りなど、大きな負担がかかる重要な部位です。
テニスによる足の痛みには、以下のような様々な原因が考えられます。
・繰り返しの動きや急な方向転換による関節や筋肉の硬直
・ハードな練習や試合による蓄積疲労
・成長期の選手に多いオスグッド病やシーバー病
・不意の動きによる捻挫や靭帯損傷
これらの痛みは、プレーの質を大きく下げるだけでなく、テニスを続けること自体を困難にしてしまう可能性があります。
「また思い切りコートを駆けたい!」「最高のパフォーマンスを発揮したい!」そう願うあなたへ。この情報が、あなたの足の悩みを解決する第一歩となることを願っています。
3. スポーツケアに必要な判断
肩周りの問題
ボールを打つたびにズキッと走る痛み、もう我慢しないでください。肩の痛みは、いつ、どこが痛むかによって原因が異なります。
・ボールを打つ前に肩の前面が痛む場合、痛みが出ている部位が硬くなっている可能性が考えられます。
・ボールを打つ瞬間に肩の前面が痛むなら、酷使による炎症や小さな損傷が考えられます。
あなたの肩の痛みは、どちらのタイプに近いでしょうか?ご自身の痛みのタイミングと場所を把握することで、適切なケアや対策が見えてくるはずです。自己判断せずに、専門家にご相談いただくことを強くお勧めします。
肘周りの問題
「テニス肘」という言葉、一度は耳にしたことがあるかもしれません。
特に、手のひらを正面に向けた時、肘の内側に痛みを感じる方が多いのではないでしょうか。
それは、ボールを打つ瞬間に酷使される筋肉、ラケットを握る、手首を曲げる、相手のボールに打ち負けないように力を入れるといった動作に関わる筋肉に問題が起きているサインかもしれません。
ミスショット時の予期せぬ衝撃も、これらの筋肉に大きな負担をかけます。
もしあなたが肘の内側に痛みを感じているなら、それは単に肘の一点だけの問題ではない可能性があります。
痛みを感じる肘だけでなく、繋がっている筋肉全体のケアが、痛みの根本的な解決には不可欠です。
「また思い切りサーブを打ちたい!」「痛みを気にせずラリーを楽しみたい!」そう願うあなたのために、私たちは痛みの原因を探り、あなたに合ったケア方法を見つけるお手伝いをしたいと考えています。
背中周りの問題
上からボールを打つ動作は、体幹の伸展と回旋が複合的に行われるため、背筋群への負担は非常に大きくなります。
・脊柱起立筋群: 体幹の伸展を主に担い、サーブ時の上体反らしや打点への移動を支えます。
・腹斜筋群: 体幹の回旋に大きく関与し、サーブの際の体の捻りを生み出します。
・広背筋: 肩関節の内転・内旋・伸展に作用しますが、サーブの動作全体を通して体幹の安定にも貢献します。
これらの筋肉は、サーブの度に強い収縮と伸張を繰り返すため、疲労が蓄積しやすく、硬くなりやすいのは当然と言えます。
上から打つ動作は基本的に片側優位に行われるため、左右の筋肉の使い方の偏りが生じやすく、それが背中の張り感や慢性的な疲労感につながることもよくあります。
腰周りの問題
テニスで腰が痛くなる理由の一つとして「常に完璧な体勢でボールを打てるわけではない」ということが考えられます。
予測不能なボール、咄嗟の動き、届かないボールへの無理な体勢、体を深く捻ってのストローク、ダッシュしながらの打ち込み、遠いボールへの前屈み、ネット際のボールへのジャンプ。
これらの瞬間、私たちの腰には想像以上の負担がかかっています。
確かに腰は肩や肘に比べれば頑丈かもしれませんが、それでも繰り返される負荷は背骨の歪みを生み出し、慢性的な痛みの原因となることも少なくありません。
もしあなたが、
・プレー後に腰の張りや痛みを感じる
・以前よりも腰の可動域が狭くなった気がする
・テニスを長く楽しみたいけれど、体の不安がある
そう感じているなら、心配する必要はありません。適切なケアと対策を知ることで、私たちはテニスをより長く、そして快適に楽しむことができるはずです。
足周りの問題
激しいフットワーク、急な方向転換、繰り返されるジャンプ…テニスは足に大きな負担がかかるスポーツです。
捻挫はもちろん、成長期のオスグッド病、蓄積する筋疲労、そして一度起こると離脱を余儀なくされるアキレス腱損傷や足底筋膜炎など、テニス愛好家の皆様は様々な足のトラブルに悩まされているのではないでしょうか。
特に、ふくらはぎの筋肉が硬くなると、まるでシューズの中で足が締め付けられているような感覚になり、アキレス腱にズキッとした痛みが走ることがあります。
この状態を放置してしまうと、近い将来、アキレス腱断裂という深刻なケガにつながる可能性も否定できません。
「たかが筋肉の張り」と安易に考えず、今こそご自身の足の状態と真剣に向き合ってみませんか?
スポーツカイロプラクティックの目的
テニスでケガをされた方へ:スポーツカイロが競技復帰を力強くサポートします
練習や試合中のアクシデントによるケガは本当に辛いものです。
コートに戻りたいという思いとは裏腹に、なかなか思うように体が動かせず、焦りや不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「もう一度、あのコートで思い切りプレーしたい!」そんなあなたの願いを、スポーツカイロプラクティックがお手伝いできるかもしれません。
スポーツカイロプラクティックの目的は、単に痛みを和らげるだけでなく、皆さんが一日も早く、そして最高のコンディションで競技に復帰することにあります。
そのため、カイロプラクティックは以下のようなアプローチでケガからの回復と機能改善をサポートします。
【ケガの回復を助ける】
・痛めた部分が回復に専念できるように体のバランスを整える: 全身の歪みを調整することで、患部への負担を軽減し、自然治癒力を高めます。
・硬くなった関節、筋肉を緩める: 繊細な動きが求められるテニスにおいて、柔軟性は非常に重要です。専門的な手技で可動域を広げ、スムーズな動きを取り戻します。
【ケガ後の機能回復】
・硬くなってしまった関節や筋肉を柔らかい状態に戻す: ケガによって制限された動きを改善し、本来のパフォーマンスを取り戻します。
・運動機能を高める施術を行う: テニスに必要な敏捷性、パワー、持久力などを高めるための施術を行います。
・ストレッチ、トレーニング指導をし、自己ケアでの復帰を早める: 競技復帰に向けた段階的なトレーニングや、ご自身で行える効果的なケア方法を丁寧に指導します。
病院での治療はもちろん大切ですが、それに加えて体の専門家であるカイロプラクターによるケアを取り入れることで、よりスムーズで質の高い競技復帰が期待できます。
もし今、ケガからの復帰に悩んでいるなら、一度スポーツカイロプラクティックにご相談ください。私たちは、あなたが再びコートで輝けるよう、全力でサポートいたします。








