首の痛みの主な原因

首痛は単独の要因より、複数の重なりで出ることが多いです。例）筋筋膜の過緊張、関節機能不全（配列・可動性）、椎間板・神経根ストレス、姿勢ストレス（頭部前方位）、睡眠環境、外傷・ムチウチなど。

なりやすいタイプ

タイプ1：動かすと痛い（可動制限型）

1. 寝違え
2. 首が回らない

タイプ2：腕〜手に痛み・しびれ（神経根型）

1. 頚椎椎間板ヘルニア
2. 頚部脊柱管狭窄症
3. 空洞症（関連）

タイプ3：首痛＋肩こり・姿勢問題（姿勢型）

1. ストレートネック
2. 肩こり
3. 胸郭出口症候群
4. 肩甲骨内側の痛み

タイプ4：外傷・事故後（ムチウチ等）

1. ムチウチ

当院の見立てとアプローチ

1.カラダ要因へのケア

＞骨・関節（配列／可動）の問題：頚椎〜胸椎移行部・肋椎関節を評価し、機能不全を安全に調整。可動の回復で痛みの引き金を外します。

＞筋筋膜の過緊張：僧帽筋上部・肩甲挙筋・胸鎖乳突筋・斜角筋などを適切にケアし、痛みと防御収縮のループを断ち切ります。

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2.生活環境の最適化

＞姿勢・使い方の改善：頭部前方位を是正するため、骨盤—胸郭—頚部の整列を指導。デスク・スマホ・寝具の調整で再発を予防します。

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3.再発予防トレーニング

＞首深層＋肩甲帯の協調：頚深層屈筋活性、肩甲帯の安定化、胸椎伸展のリセットを段階的に行います。

セルフチェック／受診の目安

• 首を動かすと鋭い痛み／可動が極端に狭い
• 腕〜手のしびれ・脱力・巧緻動作低下がある（→医療機関での評価推奨）
• 事故直後、発熱・夜間痛・持続的な激痛は先に医療機関へ

今すぐできるセルフケア

• 負担ゼロの安静位：仰向けで膝下にクッション、首は薄めのタオルで隙間を埋める
• 冷・温の使い分け：急性で熱感あり→短時間アイシング／慢性こり→ホットタオル
• 痛みゼロ〜微痛範囲の可動：ゆっくり左右回旋・軽いうなずき（各10回）

生活・仕事環境の工夫

• モニタは目線の高さ／椅子は坐骨で座り骨盤を立てる
• スマホは顔の前で、見下ろし角度を減らす
• 枕は首の隙間をやさしく支える高さに調整

やさしい首トレーニング（各10回／痛みのない範囲）

• アゴ引き運動：後頭部をそっと後ろへ、首を長く
• 肩甲帯セット：肩甲骨を軽く下げ寄せて5秒保持
• 胸椎リセット：丸めタオルを肩甲骨の下へ置き深呼吸

場面別ミニガイド

初回の流れ

1. 問診：発症状況・日常姿勢・睡眠環境・作業内容
2. 評価：頚胸移行部・可動域・筋緊張・神経所見
3. 説明：原因仮説／施術計画／ホームケア
4. 施術：関節調整＋筋緊張の正常化＋再発予防指導

この症状で用いるテクニック

• 骨・関節：ガンステッド／ディバーシファイド／ターグルリコイル／関節マニュピレーション
• 自律神経系：SOT／頭蓋骨矯正
• 筋・軟部組織：ニモ・テクニック／トリガーポイント／MET／ホットパック

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よくある質問

寝違えはどれくらいで良くなりますか？

個人差はありますが、急性期は数日〜1週間程度で軽減することが多いです。可動域と筋緊張の回復、日常動作の見直しで再発を抑えます。

画像（レントゲン・MRI）が無くても施術できますか？

必要に応じ医療機関での検査を推奨しますが、機能評価（姿勢・可動・筋緊張・神経所見）でも十分にアプローチ可能です。

枕はどう選べば良い？

首の隙間をやさしく支え、顎が上がらない高さが目安。横向きは背骨が一直線になる厚みを。来院時に具体的にアドバイスします。

まずは相談

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