姿勢が気になる原因
丸くなった背中、力なく倒れた頭、突き出たアゴ、前にのめり込んだ肩、垂れた胸…
ひと目で分かる悪い姿勢は見た目だけでなく、肩・首・背中・腰などカラダの不調にもつながります。特に多いのが猫背。胸椎(肋骨がつく背骨)が丸まり、アゴが肩より前に出て、肩が内側へ入るのが典型です。
- 女性では肩が内巻きになると胸を保持する筋の働きが弱くなり、胸が垂れやすい。
- 胸椎が丸くなると背中の痛みを誘発しやすい。
- 首付け根・腰・お尻など、背中以外が代償して痛くなることも。
他の姿勢タイプもご参照ください: 円背 / フラットバック / スウェイバック / 片足重心
姿勢が悪くなりやすいタイプ
1. カラダの問題
- 使いすぎ/使わなすぎによる筋バランスの崩れ。
- 骨のゆがみが姿勢の崩れを助長。
- 悪い姿勢が続き、筋膜・関節が硬くなる(戻りにくい)。
2. 生活環境の問題
- デスクワーク・学業・家事など、日常の姿勢に問題。
- 読書・スマホ・ゲームなどを不良姿勢で長時間続ける。
3. その他
- 合わない靴(高いヒール等)で軸がずれ姿勢が崩れる。
- 遺伝的・病理的問題、事故・ケガなど。
カイロでの姿勢改善アプローチ
1. カラダ要因が強いケース
骨格(背骨・骨盤)の働きや可動域、腹筋・背筋など姿勢筋の緊張/弱さを評価。関節の調整と筋の再教育で「正しい動き」を取り戻します。
2. 生活環境が主因のケース
立つ・座る・歩くの観察から、あなたに合った正しい姿勢と環境調整(椅子・机・画面高など)を徹底指導。
予防のためのトレーニング(個別メニュー)で良い姿勢をキープします。
まずは3分セルフチェック
- 写真で首(耳)が肩より前に出ている
- 長く座ると背中・首がすぐ張る
- 壁に背を付けると、後頭部が壁につかない
- 片方の肩だけ下がる/上がるクセがある
日常で崩れにくい姿勢のコツ
- 座位:骨盤は立てすぎず中間、足裏は床へ。モニター上端=目線〜少し下。
- 立位:つま先は軽く外、みぞおちを下げて肋骨を締める「長い姿勢」。
- 歩行:腕は左右交互に振り、片掛けカバンは交互持ち。
簡単セルフエクササイズ(各30秒×3)
- チンタック:アゴを軽く引いて後頭部を後ろへスライド。
- 胸椎エクステンション:椅子背もたれに当てて胸を「反らせすぎず長く」。
- 壁エンジェル:壁にもたれ、肘と手の甲を壁に付けて上下。
OKの目安: 痛みが増えない範囲/終わった後にラク。悪化する場合は中止しご相談ください。
姿勢タイプ別ミニガイド(傾向と対策)
猫背タイプ
- 目安:胸椎の丸まり+肩の内巻き
- 今は:長時間の前かがみを分断
- おすすめ:チンタック/胸椎エクステンション
フラットバック
- 目安:腰椎の前弯減少で疲れやすい
- 今は:座面高・足台で骨盤中間へ
- おすすめ:骨盤ニュートラル練習/股関節ヒンジ
片側重心
- 目安:肩・骨盤の左右差
- 今は:片掛け・片足荷重を減らす
- おすすめ:歩行で左右交互の腕振り
初回の流れ・所要時間・持ち物
- カウンセリング:背景・生活姿勢・既往
- 評価:姿勢/可動域/筋バランス
- ご説明:原因仮説・方針・回数目安
- 施術:状態に合わせて実施
所要目安:60〜80分程度 持ち物:動きやすい服装
この症状で用いるテクニック
- 骨の歪み 対処法: ガンステッドテクニック、ディバーシファイドテクニック、関節マニュピレーション、四肢テクニック、ブロッキング
- 自律神経系 対処法: SOT
- 筋肉 対処法: ニモ・テクニック、トリガーポイント、筋マニュピレーション、MET
よくある質問(FAQ)
猫背は治りますか?
原因によります。筋・関節機能の偏りが主因なら、調整とトレーニングで改善が期待できます。病理的要因が疑われる場合は医療機関での評価を優先します。
何回くらい通えば良いですか?
生活姿勢や仕事量で個人差があります。初回評価に基づき、集中期(週1〜)→間隔延長(隔週〜月1)をご提案します。
自宅でできることは?
チンタック・胸椎エクステンション・壁エンジェルの3点と、長時間同一姿勢の回避(45〜60分で小休止)が有効です。
まずは相談
まずは相談だけでもOK。 状態を把握してから、最適な進め方をご提案します。
ご予約前のご相談歓迎。










