
変形性膝関節症(膝の変形・痛み)
膝の関節で関節面のすり減り・関節液の過多・配列の乱れが重なると、腫れや痛み、曲げ伸ばしのつっぱりが起こります。進行を抑え、日常動作を楽にするには、関節の通り道・筋の働き・動き方・靴の4方向から負担を減らすことが大切です。
- 変形性膝関節症とは・原因
- なりやすいタイプ
- LSCのアプローチ
- セルフチェック
- おうちケア
- 日常のコツ
- かんたんエクササイズ
- ミニガイド
- 初めての方へ
- 使用テクニック
- よくある質問
- 関連リンク
- ご相談・ご予約

変形性膝関節症とは・原因
膝の関節面(大腿骨・脛骨・膝蓋骨)に摩耗や炎症が起き、関節液が増える・骨配列が崩れる・動きが硬くなるなどが重なって痛みや腫れ、運動制限が出ます。
- 筋の弱さ/こわばり:大腿四頭筋・ハム・ふくらはぎのアンバランス
- 関節の可動制限:股関節・足首の硬さが膝へ波及
- 配列の偏り:O脚/X脚傾向、膝蓋骨トラッキング不良
- 生活要因:しゃがみ作業・片脚荷重・合わない靴
- その他:昔のケガ、加齢変化、体重負荷 など
なりやすいタイプ
1. カラダの要因
- 半月板・軟骨の変性傾向
- O脚/X脚の強い傾向
- 膝を支える筋力低下とこわばり
2. 生活の要因
- しゃがみ・立ち上がり・階段の反復負荷
- 片脚荷重のクセ、長時間の立ち仕事
- 体重負荷の増加、合わない靴
3. その他
- 骨粗鬆傾向・薬剤の影響(一般論)
- 過去の外傷、加齢
LSCのアプローチ(原因に合わせて整える)
「膝だけに集まる負担」を分散させます。関節の通り道・筋の質・動き方・靴を4方向から調整。
関節の調整(股関節・膝・足首)
関節マニュピレーション/四肢テクニック/AKAで可動域とトラッキングを整え、関節面の刺激を軽減します。
筋・軟部組織ケア
ニモ/トリガーポイント/筋マニュピレーションで大腿四頭筋・ハム・腸脛靭帯などのこわばりを緩めます。
動き方のリセット
しゃがみ・立ち上がり・階段のフォームを調整。膝まかせでなく、股関節・足首と分担する使い方へ。
靴・インソールの見直し
サイズ・足囲・ヒール高・つま先形状を確認し、必要に応じてオリジナルインソールをご提案。
セルフチェック
- 朝いちや動き始めにこわばりが強い
- 階段/しゃがみでうずく・突っ張る
- 膝が腫れて重い、熱っぽい
- 歩き方が内/外に流れる感じがある
おうちケア
- 痛む日は深いしゃがみ・急加速を避ける
- 短時間の冷却(10〜15分/直接当てない)
- 歩数・階段は段階的に増やす
- 体重管理とこまめな休憩
日常のコツ
- 立つ時:足は肩幅・お尻を少し前へ
- 階段:手すり活用・一段ずつ
- しゃがむ:股関節から折る+かかと体重
かんたんエクササイズ(痛くない範囲で)
- 大腿四頭筋セッティング:膝下にタオル→膝を伸ばす意識(5秒×10)
- ヒップヒンジ練習:胸を張り、骨盤から前屈(10回)
- ハム軽ストレッチ:椅子で片脚前に出して前屈(20秒×左右)
ミニガイド
今日からできること
- 階段は手すり
- 長座で膝伸ばし
- 仕事中に小休止。
やめておきたいこと
- 痛み我慢のラン
- 急な方向転換の反復。
受診の目安
- 腫れ・熱感が強い
- 夜間痛
- 引っかかり感(ロッキング)。
初めての方へ(ながれ)
- ① ヒアリング
- ② 姿勢・歩行・膝の検査
- ③ ご説明
- ④ 施術
- ⑤ おうちケアと動き方アドバイス
この症状で使用するカイロプラクティックのテクニック
- 骨のゆがみ:ガンステッド/ディバーシファイド/関節マニュピレーション/四肢テクニック/AKA
- 筋・軟部組織:ニモ・テクニック/トリガーポイント/筋マニュピレーション
よくある質問
変形していたらもう良くなりませんか?
形そのものは戻らなくても、関節の通り道を整える・筋を働かせる・使い方を変えることで痛みや動きが楽になる方は多いです。
ヒアルロン酸注射は続けた方がいい?
痛みが強い時の選択肢になり得ます。ただし負担の原因を減らさないと再燃しやすいので、手技・運動・生活見直しを併用しましょう。
運動はしても大丈夫?
腫れや痛みが強い時期は強度を下げ、フォームと靴を調整。段階的に再開を目指します。
関連リンク
膝に水が溜まる/半月板損傷/インソール・靴のご相談/ひざ・あしの患者さまの声
ご相談・ご予約
まずは相談。今の状態を一緒に確認しましょう
「どこに原因があるのか」をていねいに見つけ、ムリのない計画でサポートします。








