肩こりになる原因

肩こりは単一原因ではなく“複合要因”です。代表は、筋の過緊張（僧帽筋・肩甲挙筋・肩甲下筋など）、頸椎や胸椎・肩甲帯の機能低下、神経の滑走不全、ストレス・睡眠不足・冷え、そして合わないデスク環境や持ち物の反復的な負荷などの重なりです。

肩こりのタイプ

1. カラダの問題が原因

1. 頸〜肩甲帯の筋緊張・筋膜痛
2. 頸椎・胸椎・肩甲骨の配列不良や可動性低下
3. 肩を動かす神経の通り道（滑走不全）による違和感

2. 生活環境が原因

1. 長時間の同一姿勢（デスクワーク／ライン作業など）
2. 肩に負担のかかる姿勢や、運動後のオーバーユース

3. その他

1. ストレス要因や年齢変化による組織の硬化　など

当院のアプローチ（疼痛軽減→可動回復→再発予防）

1. 疼痛軽減：刺激量コントロール

＞過負荷の回避：誘発姿勢・動作の一時調整、必要に応じてアイシング／軽い温熱で鎮痛と血流管理。

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2. 可動回復：頸椎・胸椎・肩甲帯の連動改善

＞関節機能の調整：頸胸移行部の可動、胸椎伸展・回旋、肩甲骨の上方回旋を回復。筋滑走（僧帽筋・肩甲挙筋・前鋸筋など）を整えます。

3. 再発予防：フォーム・環境・持久力

体幹と肩甲帯主導の使い方に再教育。デスク環境・寝具の見直し、下部僧帽筋・前鋸筋などの筋持久力を育てます。

受診の目安／セルフチェック

• 安静でもうずく痛みや頭痛・吐き気を伴う
• しびれ・力の入りにくさが出てきた／増悪する
• 数日〜1週間で変化が乏しい／日常や仕事に支障

今すぐできるセルフケア

• マイクロブレイク：20〜30分に一度、肩をすくめて下ろす×3・肩甲骨を寄せて下ろす×3
• 呼吸でほぐす：鼻吸気→口呼気を長めに、胸郭を横へ広げる意識
• 温冷の使い分け：急性はアイス、慢性の張りには軽い温熱

道具・環境の見直し

• モニターは目の高さ、椅子やや高めで骨盤を立てる
• キーボード・マウスは体に近く、肘90°・肩はすくめない
• バッグは左右交互／リュックで負担分散

悪化させない動かし方（痛み手前の小可動域で）

• うなずき（チンタック）：顎を軽く引き、首後面を長く5秒×3
• 壁スライド：前腕を壁へ、肘を滑らせながら肩甲骨を上方回旋×5
• 胸椎伸展タオル：丸めタオルを肩甲骨下に、息を吐きながら胸を起こす×5

場面別ミニガイド

初回の流れ

1. 問診：痛みの出方・姿勢・作業内容・睡眠・既往
2. 評価：頸胸椎・肩甲帯の可動、誘発動作、筋力・感覚
3. 説明：原因仮説と回復ステップ、セルフケア共有
4. 施術：関節機能回復＋軟部組織ケア＋フォーム・環境指導

この症状で用いるカイロプラクティックのテクニック

• 骨の歪み：ガンステッドテクニック／ディバーシファイドテクニック／関節マニュピレーション／四肢テクニック／AKA
• 自律神経系：SOT／頭蓋骨矯正
• 筋・軟部組織：MET（マッスル・エナジー）／ニモ・テクニック／トリガーポイント／キネシオテーピング／ホットパック

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よくある質問

温める？冷やす？どっちが良いですか？

急性で熱感・腫れがある間は冷却（10〜15分）。慢性の張りには軽い温熱と穏やかな可動を併用します。

揉めば早く治りますか？

強い揉み込みは逆にこじらせることがあります。原因（姿勢・可動・使い方）を整えるほうが再発予防につながります。

どのくらいで良くなりますか？

生活負荷と原因の重なり方で異なります。多くは数回の施術＋環境調整で変化が出始め、フォーム定着で再発が減っていきます。

まずは相談

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