
朝、首が動かない…その「寝違え」へ。まずは安全に、早く楽に。
目覚めた瞬間の鋭い首の痛み・振り向けない・後ろがズキズキ。多くは筋・関節の軽い損傷や過緊張、不適切な寝姿勢/寝具が重なって起こります。まずは悪化させない扱い方が肝心。炎症が落ち着くまでの応急ケアと、再発を防ぐ姿勢・使い方・安定化トレーニングまで、あなたの状態に合わせてご提案します。
患者さまの声(例)
滋賀LSCに寄せられた患者さまの声一覧
※当院は完全予約制/日曜・祝日休みです。
寝違えの原因
多くの寝違えは、睡眠中の不自然な首位置と、前日までの筋疲労・関節のロッキング(小さな関節つかえ)が重なって発生。枕の高さや寝返り不足、ソファやコタツ寝、脱水・飲酒・冷え、ストレスなども影響します。まずは炎症を広げない扱い方が大切です。寝違えのタイプ
1. カラダの問題
- 首周りの筋疲労・過緊張(肩甲挙筋・板状筋など)
- 頚椎小関節の可動性低下/配列不良
- 過去の頚肩コリ・ストレートネックなどの既存問題
2. 生活環境の問題
- ソファ/コタツ寝、うつ伏せ寝、合わない枕・寝具
- 長時間スマホ・PCでの前かがみ姿勢、就寝直前の首肩酷使
3. その他
- 飲酒・喫煙・脱水、偏食、睡眠不足、強いストレスなど

当院のアプローチ(急性期〜再発予防)
1. 急性期:痛みを広げない
>炎症コントロール:症状が軽くなる減痛肢位の確保、アイシング(10〜15分・皮膚状態確認)、保護的テーピングなどで刺激量を調整。>安全な可動域から再開:痛みのない範囲で頚椎・肩甲帯の微小運動を回復。無理な牽引や強いストレッチは回避。
2. 亜急性〜回復期:配列と使い方の再教育
>関節機能の最適化:頚椎・胸椎・肩甲帯の連動を調整し、ロッキング部位の負担分散を図ります。>安定化エクササイズ:頚深層屈筋、肩甲帯安定筋、胸郭呼吸を中心に再発しにくい首へ。
受診の目安/セルフチェック
- 手足のしびれ・筋力低下が進行する/広がる
- 夜間も眠れない強い痛み、高熱や激しい頭痛を伴う
- 転倒・交通事故などの明らかな外傷後
- 痛みが数日で全く軽快しない/日々悪化する
注意:上記は医療機関での精査が必要です。画像所見・診断内容は施術計画に必ず反映します。
今すぐできる応急セルフケア
- 一番楽な姿勢を優先:仰向けで首のすき間を枕で軽くサポート/横向きは背骨を一直線に。
- アイシング:痛みが強い時は1回10〜15分、皮膚状態を確認しながら。
- 長時間のうつむき・反り首を避ける:こまめに中立位へ。
寝具・生活環境の整え方
- 枕は頚のカーブが中立になる高さ(高すぎ/低すぎは×)。
- ソファやコタツでの寝落ちは回避。
- スマホは目線まで上げる。PCは画面上縁=目線。
痛みを悪化させない可動リセット(痛くない範囲)
- アゴ引き運動:軽く後頭部を後方へ(5秒×5)。
- 肩甲帯セット:肩甲骨を軽く下げ寄せ(5秒×5)。
- 胸開き呼吸:胸郭を広げて深呼吸×5。
※ 痛み・しびれが増す動きは中止。急性期は静的ストレッチを強く伸ばしすぎないのがコツ。
場面別ミニガイド
起床時
- 横向きで起き上がる(いきなり前屈しない)
- 首マフラー状にタオルで補助
デスク作業
- 30分ごとにマイクロブレイク
- モニターは目線の高さ
就寝前
- 熱い長風呂・強いストレッチは控えめ
- 軽い呼吸エクササイズで力を抜く
初回の流れ
- 問診:痛みの出方/増悪・軽減因子/既往歴・寝具
- 評価:可動域・神経所見・頚胸移行部と肩甲帯の連動
- 説明:原因仮説と見通し、セルフケア方針の共有
- 施術:関節機能回復+軟部組織ケア+安定化エクササイズ
寝違えで用いるカイロプラクティックのテクニック
よくある質問
温める?冷やす?どっちが良いですか?
発症直後〜強い痛みがあるうちは冷却(10〜15分)が目安。熱感が引いて動かせるようになってきたら、入浴などの軽い温熱や血流改善を取り入れます。
無理に動かしたほうが早く治りますか?
いいえ。痛みが増す動きは逆効果です。まずは減痛肢位で保護し、痛くない範囲の微小運動から段階的に広げます。
枕は買い替えるべき?
重要なのは高価さではなく頚の中立が保てる高さ。現在の枕にタオルを足す/抜く調整でも改善することが多いです。来院時に具体的にご案内します。
まずは相談
相談だけでも歓迎です。 発症状況・寝具の情報があると評価がスムーズです。あなたに合わせた回復プランをご提案します。
ご予約前のご相談歓迎。








