指先の痛み・しびれを“原因から”整理。首〜肩〜腕〜手の通り道まで整えて再発を防ぐ。
家事・PC作業・スマホ・ラケット競技などの反復動作で起こる筋・腱の炎症、手首や肘の絞扼（こうやく）ポイント、さらには首（頸椎）や胸郭出口の問題まで、指先の痛み・しびれの原因は一つではありません。まずはどこで負担が生まれているかを見極め、刺激量コントロール→可動回復→使い方／環境の再教育で、ラクさと再発予防を両立します。
滋賀LSCに寄せられた患者さまの声一覧
※当院は完全予約制／日曜・祝日休みです。
指先の痛み・しびれの原因
原因は単一ではありません。代表例として、筋・腱の炎症（腱鞘炎／ばね指など）、神経の絞扼（手根管・肘部・胸郭出口など）、関節や骨の配列不良（手首・肘・頸椎）、過負荷姿勢や道具の不適合、睡眠不足・冷え・ストレスなどが複合して起こります。
タイプ別チェック（リンク集）
タイプ1：動かすと痛みがある
タイプ2：常に痛みやしびれがある
タイプ3：背骨や肩の問題が背景
タイプ4：カイロでは診られないケース
- 脳梗塞・血栓などの疑い
- 重度の糖尿病コントロール不良と合併症
- 骨折・外傷直後
当院のアプローチ（炎症期→回復期→再発予防）
1. 炎症期：刺激量コントロール
＞負担を広げない：痛みが軽い手首中立位の確保、テーピング／軽固定、作業量の一時調整。必要に応じてアイシング（10〜15分）。
2. 回復期：滑走と配列を整える
＞関節・軟部組織の調整：手根骨・橈尺関節・肘・肩甲帯まで評価し、摩擦ポイントを減らします。
＞腱の滑走運動：痛くない範囲での指腱グライドを実施。
3. 再発予防：使い方と環境の再教育
握り方・持ち方・肩甲帯の使い方を見直し、前腕だけに頼らない動作へ。マウス・グリップ径など道具の最適化も行います。
受診の目安／セルフチェック
- 安静でもうずく強い痛み・熱感・腫れがある
- 指が引っかかる／ロックする（ばね指様所見）
- しびれや握力低下が進行する／夜間増悪する
- 数日〜1週間で全く改善しない／悪化している
注意：感染や断裂の疑い、外傷直後は医療機関の評価を優先。画像・診断情報は施術計画に反映します。
今すぐできる応急セルフケア
- 手首中立：反らし過ぎ／曲げ過ぎを避ける
- マイクロブレイク：20〜30分ごとに30〜60秒の小休止
- 冷却の目安：熱感がある時は10〜15分、皮膚状態を確認しながら
道具・環境の見直し
- マウスは手に合うサイズに／手首の過伸展を避ける
- スマホは両手持ち＋音声入力で親指酷使を軽減
- 包丁・ハサミ・ラケットはグリップ径を調整し力みを抑える
悪化させない動かし方（痛み手前で小さく）
- 親指のやさしい外転・伸展：引っ張らずに小可動域で
- 前腕リラックス：手首中立で数秒ぶらぶら
※ 痛み・腫れが増す強いストレッチ／揉みほぐしは避けましょう。
場面別ミニガイド
家事・育児
- 荷物は体幹に密着し前腕で支える
- 抱っこ紐を活用、左右交互に
ラケット競技
- グリップ径・テンションを最適化
- 肘・肩主導で振り、手首だけで返さない
PC・スマホ
- 手首中立＋パームレスト
- ショートカット／音声入力でクリック数を減らす
初回の流れ
- 問診：発症状況・作業内容・道具・既往歴
- 評価：痛み部位、腱の滑走、神経の通り道、関節可動
- 説明：原因仮説と回復ステップ、セルフケアの共有
- 施術：関節機能回復＋軟部組織ケア＋テーピング指導
この症状で用いるカイロプラクティックのテクニック
- 骨の歪み：関節マニュピレーション／四肢テクニック
- 筋・軟部組織：MET（マッスル・エナジー）／ニモ・テクニック／トリガーポイント／キネシオテーピング
よくある質問
しびれは首から？手から？どちらが原因ですか？
首由来（神経根）と手首・肘由来（絞扼）で対応が異なります。検査で誘発肢位・感覚分布・筋力を確認し、原因を切り分けます。
マッサージすれば早く良くなりますか？
強い揉み込みは炎症を長引かせることがあります。まずは刺激量の管理と中立位を守り、必要に応じて関節機能回復と滑走運動を行います。
仕事を休めません。続けながら良くできますか？
フォームの微調整・道具の最適化・休憩設計で続けながらの改善は可能です。具体策を一緒に組み立てます。
まずは相談
相談だけでも歓迎です。 状態を把握し、最適な進め方と自宅でできる対策をお伝えします。
ご予約前のご相談歓迎。
