
肩甲骨の内側がズキッ…原因の特定→使い方の再教育で、痛みも再発も抑える。
デスクワーク・スマホ・家事・スポーツ後などに多い肩甲骨内側の痛み。胸椎・肋骨・肩甲帯の連動不全や筋バランスの偏り(菱形筋/肩甲挙筋など)が原因のことがほとんどです。痛みを広げない扱い方→可動と滑走の回復→フォームと環境の最適化まで一連でサポートします。
滋賀LSCに寄せられた患者さまの声一覧
※当院は完全予約制/日曜・祝日休みです。
肩甲骨の内側が痛くなる原因とは?
多くは筋・関節・神経の“通り道”のストレスが重なって発生します。胸椎・肋骨の可動制限、肩甲骨の位置異常(下方回旋・内側偏位)、菱形筋・肩甲挙筋の過緊張、頸椎由来の関連痛などが代表的です。デスクワークやスマホでの前かがみ姿勢、スポーツ後のオーバーユースで悪化しやすくなります。
タイプ(起こりやすい背景)
1. カラダの問題が原因
- スポーツ/重作業後の筋損傷・筋膜痛(菱形筋・肩甲挙筋など)
- 胸椎・肋骨の配列不良や椎間関節機能低下による痛み
- 背側肩甲神経など神経の滑走不全でピリピリ感が出る
2. 生活環境が原因
- 前かがみ・腕前突きの悪い姿勢(PC・読書・スマホ)
- 競技・趣味での肩の使いすぎ/片側偏重の動き
3. その他
- 過去の事故・ケガ、術後の固定や金属の影響
- 加齢変化や側弯傾向による負担集中 など

当院のアプローチ(疼痛軽減→可動回復→再発予防)
1. 疼痛軽減:刺激量コントロール
>過負荷の回避:痛みを誘発する姿勢・動作を一時的に制限。必要に応じてアイシング/軽い温熱で鎮痛と血流管理。
2. 可動回復:胸椎・肋骨・肩甲帯の連動
>関節機能の調整:胸椎伸展・回旋、肋骨の動き、肩甲骨の上方回旋を取り戻し、筋滑走(菱形筋/前鋸筋)を改善。
3. 再発予防:フォーム・環境・持久力
体幹と肩甲帯主導の使い方に再教育。デスク環境・寝具の見直し、下部僧帽筋・前鋸筋などの筋持久力を養成します。
受診の目安/セルフチェック
- 安静でもうずく痛みが続く/夜間痛が強い
- しびれ・力の入りにくさが出てきた
- 数日〜1週間で変化が乏しい/日常や仕事に支障
注意:広い範囲のしびれ・筋力低下・発熱・呼吸苦を伴う場合は、まず医療機関での評価を優先してください。
今すぐできるセルフケア
- 休憩をこまめに取る:20〜30分に一度は肩甲骨を軽く寄せて下ろす×3
- 胸をひらく呼吸:鼻で吸って肋骨を横へ、口から長く吐く
- 温冷の使い分け:急性はアイス、慢性の張りには軽い温熱
道具・環境の見直し
- モニターは目の高さ、椅子はやや高めで肘90度
- キーボード・マウスは体に近く、肩をすくめない
- 枕は頸部の自然なカーブが保てる高さに
悪化させない動かし方(痛み手前の小可動域で)
- 胸椎伸展タオル:丸めタオルを肩甲骨下に敷き、息を吐きながら胸を起こす×5
- 壁を使ったストレッチ:肘前腕を壁に当て、肩甲骨を上方回旋へ導く×5
- うなずき:顎を軽く引き、首後面を長く保つ5秒×3
※ 痛みが増す強いストレッチや押し揉みは避け、痛くない範囲で。
場面別ミニガイド
デスクワーク
- 椅子はやや高めで骨盤を立てる
- キーボードは肩幅内、肘は体側に寄せる
家事・育児
- 荷物は左右均等に持つ
- 抱っこは体幹密着で肩甲帯主導
スポーツ
- フォームは体幹→肩甲帯→腕の順で
- 胸椎の回旋・伸展を先に回復
初回の流れ
- 問診:痛みの出方・姿勢・作業内容・既往
- 評価:胸椎/肋骨/肩甲帯の可動、誘発動作、筋力・感覚
- 説明:原因仮説と回復ステップの共有
- 施術:関節機能回復+軟部組織ケア+フォーム指導
この症状で用いるカイロプラクティックのテクニック
よくある質問
温める?冷やす?どっちが良いですか?
急性で熱感・腫れがある間は冷却(10〜15分)。慢性の張りやコリには軽い温熱と穏やかな可動を併用します。
運動は続けても大丈夫?
痛みが出ないフォームと負荷なら調整して継続が回復に有利です。競技・仕事内容に合わせて段階的に提案します。
ピリピリ感は神経の問題?
神経の滑走不全由来のこともあります。広範なしびれや筋力低下を伴う場合は医療機関での評価を優先します。
まずは相談
相談だけでも歓迎です。
ご予約前のご相談歓迎。








