
足底筋膜炎(足のうらの痛み)
朝の一歩がズキッ、階段でビリッ——そんな足のうらの痛みが「足底筋膜炎」。原因は一つではなく、関節・筋肉・歩き方・靴などの要素が重なって起こります。まずは原因を見つけ、負担の通り道を変えることが大切です。
- 足底筋膜炎とは・原因
- なりやすいタイプ
- LSCのアプローチ
- セルフチェック
- おうちケア
- 靴・歩き方のコツ
- かんたんエクササイズ
- ミニガイド
- 初めての方へ
- 使用テクニック
- よくある質問
- 関連リンク
- ご相談・ご予約
足底筋膜炎とは・原因
足底筋膜(足うらの膜状の組織)や周辺の筋・腱が繰り返しの負担で刺激され、かかと〜土踏まずに痛みが出ます。単なる「筋肉痛」なら2週間ほどで落ち着くこともありますが、負担の原因が残っていると長引きやすくなります。
- 立ちっぱなし/歩きっぱなし・走りすぎなどの使いすぎ
- 関節の硬さ・ゆるさ(足首・足指)があり、負担が偏る
- ふくらはぎ・足底のこわばりや筋力低下
- 合わない靴(サイズ/先の形/ヒール高/薄いソール)
- 姿勢や歩き方のくせ(前がかり、つま先重心 など)
なりやすいタイプ
1. カラダの要因
- 足底筋・腓腹筋・ヒラメ筋などを急にたくさん使った
- 過去の捻挫・骨折の影響で動き方にくせがある
- 足首・ひざ・骨盤のアライメントの乱れ
2. 生活の要因
- 合っていない靴を長時間履いている
- スポーツ・立ち仕事などの酷使
3. その他
- 姿勢不良(猫背・前がかり)で前足部に体重集中
- 過去の古傷が残っている/加齢による変化
LSCのアプローチ(原因に合わせて整える)
ポイントは「負担の通り道」を変えること。関節・筋肉・歩き方・靴の4方向からムリなく改善をねらいます。
関節の調整(動きを出す)
足首や足指の小関節が動かないと、土踏まずに負担集中。関節マニュピレーションや四肢テクニックでやさしく整えます。
筋肉ケア(こわばりをゆるめる)
足底・ふくらはぎのこわばりは痛みの引き金に。ニモ、トリガーポイント、筋マニュピレーションで整え、必要に応じてキネシオテーピングも活用します。
歩き方・姿勢のチューニング
前かがみ・つま先重心を減らす立ち方と歩行を、その場で体感しながら練習します。負担の出にくい重心へ。
靴・インソールの見直し
つま先に余裕があり、甲でしっかり固定できる靴が基本。必要に応じて、オリジナルインソールをご提案します。
セルフチェック
- 朝の一歩目でかかと〜土踏まずが痛い
- 長時間立つ・歩くとじわじわ痛む
- 土踏まずを押すと響く点がある
- 靴を替えると少しラクになる
おうちケア
- 痛い日は無理をしない(走る・ジャンプは控える)
- 必要に応じて短時間の冷却(10〜15分・直接当てない)
- 立ち仕事はこまめに小休止/体重管理
靴・歩き方のコツ
- つま先に1cm余裕がある靴+甲で固定(前すべり防止)
- 歩行はかかと→足裏→つま先の順でていねいに
- 立位はかかと・母指球・小指球の三点支持
かんたんエクササイズ(痛くない範囲で)
- タオルギャザー:床のタオルを足指でたぐり寄せる(片足30秒×2)
- ふくらはぎ軽ストレッチ:壁押しで20秒×2(左右)
- 足趾パー・グー:足指をひろげる→軽く丸める(10回)
ミニガイド
今日からできること
- 合う靴に替える
- 立ち仕事は小休止
- 朝はゆっくり歩き始める。
やめておきたいこと
- 薄いソールで長距離歩く
- 痛みを我慢してラン・ジャンプ。
受診の目安
- 朝の強い痛みが続く
- 夜間痛・腫れが強い時は早めにご相談を。
初めての方へ(ながれ)
- ① ヒアリング
- ② 姿勢・歩行・足の検査
- ③ 方針説明
- ④ 施術
- ⑤ おうちケアと靴のアドバイス
この症状で使用するカイロプラクティックのテクニック
- 骨のゆがみ:関節マニュピレーション/四肢テクニック
- 筋肉:ニモ・テクニック/トリガーポイント/筋マニュピレーション/キネシオテーピング
よくある質問
朝の一歩が一番痛いのはなぜ?
夜間に縮んだ組織へ最初の荷重がかかるためです。起床時は足指を動かす・ふくらはぎを軽く伸ばしてから立つと楽になります。
インソールは必ず必要?
全員に必要ではありません。関節・筋肉・歩き方で改善する方も多いです。必要な場合のみオリジナルインソールをご提案します。
運動はいつ再開できますか?
痛みの強い時期は強度を落とし、歩行が楽になってから徐々に再開します。フォームと靴を見直すと再発予防に有効です。
関連リンク
インソール・靴のご相談/ひざ・あしの患者さまの声/すべての声
ご相談・ご予約
まずは相談。今の状態を一緒に確認しましょう
「どこに原因があるのか」をていねいに見つけ、ムリのない計画でサポートします。








